2005年6月号

◆間もなく就職を控えた女子大生!われらのアイドル! ・・・ 渡邉 珠

 私は静岡県出身で大学4回生、奈良で一人暮らしをしています。

尚武館との出会いは、2回生の冬でした。駅ビルでバイトをしていた私はバイトが終わった後、駅前を通ると、道場帰りの子どもたちや大人の方が「お疲れさまでした〜」と楽しそうな声で帰っていく姿を多く目にし、(ここらへんに道場があるのかな〜。)と思っていました。その年の11月に部活をやめてしまっていたので、少し時間があいているときに見に行ってみようと思い、友達と見学に行きました。 

すると道場長が私たちに話しかけてくださり、いろいろお話を聞いて頂いたんですが、何しろ(背が高いっ・・・おっおそろしい(>_<))その威厳におっかなびっくり今でも後ずさりしてしまいます。→実際は優しくてかっこいい道場長です!

 そんな尚武館にお世話になり、私ももう4回生になりました。 

4回生に待っているのは進路・・・ 私は建築やインテリアに興味を持っていたので(大学の学部とは関係ないのですが・・(^_^;))大学卒業後は専門学校に入ろうと考えていました。しかしいろいろな企業の説明を聞いて、入社後も資格のバックアップをしてくれる企業はたくさんあると聞き、とりあえず自分が納得できる道を探すという目標で就職活動を始めました。

 「あなたの夢は何ですか?」説明会でこんな質問用紙を渡されました。私は何も考えていませんでしたが、とっさに{静岡に町屋の良さを生かしながらバリアフリーにし老若男女が集えるカフェを創る}と書きました。寺や古い建造物が好きな私は、以前から奈良に残る町屋やそこで生活する人々に魅力を感じていたからです。古都奈良だけに、古いものを大事にし、次世代に託していく姿勢は本当にすばらしいとおもいます。面接でも奈良の魅力や、そんな奈良のすばらしいところを静岡にも取り入れていきたい、と興奮しつつ面接官に話をしたところ、その思いが通じた?(^_^;)のか内定をいただけることになりました。私が希望していたリフォームやガーデニング、住宅のアフターメンテナンスなどの事業を中心に展開している会社なので、精一杯頑張っていこうと思っています。

 今思うことは、何も知らなかった奈良という土地に来て、尚武館を知り稽古をつけて頂いたことや、いろいろな人と出会ったことは一生忘れない思い出です。同時に、自分自身の価値観や視野を広げてくれたことにすごく感謝しています。

 ここで学んだことを、これからの人生に生かすことで、お世話になった道場の皆さんへの恩返しと思い、新たな道で精一杯頑張っていこうと思っています。

 ありがとうございました。

2005/06/20 渡邉 珠  

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